熱中症に注意しましょう
立秋も過ぎ残暑となっていますがこの時期の暑さは耐え難いものですね。
人間も熱中症の危険に晒されていますが、体表からの発汗がない犬や猫では熱中症のリスクがさらに高くなります。そしてお盆休みに向けて帰省やレジャーなどの外出も増えますので注意が必要です。
次のような症状が見られたら熱中症の兆候かもしれません。
・ハァハァした呼吸をしている。
・よだれが多い
・歯茎や舌、結膜が充血(いつもより赤い)している
・脈が早い
・体が熱い
どのような疾患でもそうですが、家庭においても簡単なバイタルサインの聴取は習慣にしてもいいかもしれません。
体温 人用の体温計を使って直腸温を測ります。動物用に一本備えておいてもいいですね。
体温計の先にラップなどを巻いてお尻の穴に入れます。嫌がるようでしたら無理はしません。
犬猫の正常な直腸温は38度代です。
脈拍 脇の下に手の平を添えて鼓動を数えます。鼓動が感じられなかったら手を前後に動かしてください
小型犬の成犬で1分間に60〜80回、大型犬の成犬で40〜50回 子犬では220回くらいまでです。
猫は1分間に140〜220回です。
緊張すると増加してしまいますのでリラックスしているときに測りましょう。
粘膜色 歯茎や舌、結膜の色は様々な体調の状態を教えてくれます。いつもより赤い、白い、紫色などは
病気の兆候です。
物言えぬ犬猫の病気は発見が遅れがちです。何れにしても異変を感じたら早めに受診する事を心掛けましょう。