新型コロナウイルス対策
新型コロナウイルス対策として加湿器とアルコールスプレーを設置致しました。
換気も徹底して行い入り口のドアを開け放っています。
気持ちのいい春風が吹き込んできます。
今は日本中が大変なことになっていますが季節は巡ってくるのですね。
一日も早い収束を祈るばかりです。
人・猫のマダニ媒介感染症
2月16日(日)SFTS感染症(重症熱性血小板減少症)のセミナーに参加してきました。
SFTSとはマダニの刺傷により感染するウイルス病で最近では人や猫の死亡例がいくつか報告されています。
マダニの生息域は徐々に市街地へも広がりつつあり、猫から人へのウイルスの感染例もあり注意が必要です。
症状は発熱、消化器症状、頭痛、筋肉痛などで血小板の減少による出血傾向や神経症状なども見られます。
今年は暖冬傾向にありダニの活動時期も早まると予想されますのでノミダニ予防は早めから取り組みたいものです。
感染症セミナーに参加して
寒さの厳しきおり新型コロナウイルスが猛威を奮っています。感染の拡大は留まることを知らず一早いワクチンの開発が待たれるところです。
そんな中、製薬会社主催の感染症セミナーに参加してきました。テーマは「レプトスピラ症」
レプトスピラ症はスピロヘータ属の細菌感染によって引き起こされる人獣共通感染症です。
この細菌は川辺の土壌に潜んでいて河川の氾濫やネズミによって拡散されます。細菌はネズミの尿中に排泄されるのでそれを接種することによって人や犬が感染します。
犬は川辺へのお散歩の時にネズミの尿を舐めてしまう、人は水辺のレジャー、農作業、洪水の後などで感染してしまうそうです。
症状は重篤な腎障害で犬では致死率が50%以上との報告もあります。発生率はそんなに多くないものの日本国内様々な地域で見られます。
適切な治療によって命をとりとめてもその後生涯透析が必要となったり、無症状キャリアとなり感染源になってしまうことも。
とても恐しい感染症ですね。大阪府でも淀川流域で犬の感染の事例がありました。幸い犬にはワクチンがあります。
当院も比較的淀川に近いので今後このレプトスピラ症の予防注射についても考えを改めなければと感じました。
今年度の診療が終わりました。
今年の最終診療日でした。
現在、状態が芳しく無い動物達の最終確認の診療日となったと思います。
正月休みの間に急変がない事を望みながらと、本日から状態が悪くなった動物が来る事が無いかの不安の1日でした。今年は何も無く幸せです。
以前には大晦日や元旦にも手術をせざる無いことがあったり、正直精神的にも体力的に辛かった事がありました。病気の動物のご家族様に自分の子供の子守をして頂きながら、動物の手術をした事もありました。
本当に感謝しております。
若い頃は、夫婦共々獣医師なので二人で喧嘩しながら診察をしていたと思います。
今もそうであります。
今晩も、彼女は久御山の二次診療で診察をしています。
妻にも感謝しております。
以前は解らない事が多く、検査方法も無く四苦八苦してしていた事も多いと今から思っています。
自身の病院も開院して20年たち昨年は枚方市獣医師会長として枚方市から表彰を受けまた個人としても表彰を受けました。
現在、JBVPという日本で一番大きな獣医師の団体の幹事として働かせて頂いてますし、自分に関わる動物、今後担っていく獣医師の卒業教育にも関わっています。
来年以降も真面目に動物やそのご家族の為に献身していこうと考えています。